藤白りり(林世蘭)さんの現在の年収は、推定1,800〜2,500万円です。藤代さんは、2026年4月1日、Xクリニック銀座院に美容外科医として入職したことがSNSで大きな話題となっていますよね。
彼女の年収推移を考えると、YouTuber時代の推定収入100万円前後、初期研修医時代の300〜450万円と比べると、桁が変わっています。しかもこの差は、個人の努力ではなく「どの診療科を選んだか」で決まっている部分が大きい。
Xクリニックの求人情報や業界の報酬データをもとに、年収の根拠と収入構造を数字ベースでまとめました。
- 藤白りりの現在の推定年収とその根拠
- 美容外科医・保険診療研修医・歯科研修医の年収比較
- 19万フォロワーのSNS資産が収入にどう影響するか
藤白りりの年収はいくら?現在の推定収入を整理
まずはYouTuber時代と現在の数字を並べて、どこで収入が跳ね上がったのかを確認します。
- 2019年11月 「りり先生」でYouTube開設 推定収入:ごくわずか
- 2021年1月 スタサプ講師就任・「藤白りり」に改名 YouTube収入+講師報酬(時給1,430円)
- 2023年3月 YouTube引退・SNS更新停止 活動収入:途絶
- 2024〜2025年 初期研修医として保険診療に従事 年収300〜450万円
- 2026年4月 Xクリニック銀座院に入職(美容外科医) 推定1,800〜2,500万円
YouTuber時代の収入は推定100万円前後にとどまる
藤白りりさんのYouTubeチャンネル(登録者約19万人)の広告収入は、tuber-townやYouTuber Baseなど複数の推定サイトが年14万〜610万円と見積もっています。幅がありすぎますが、直近の再生数から見ると年100万円前後が現実的なラインです。
これに加えて、スタディサプリ中学講座の理科講師(時給1,430円程度)や、2022年出版の著書『いつも気分よく集中できる「必要なことだけ」勉強法』の印税もあったはず。ただ、医学部の実習と両立しながらの活動なので、YouTuber収入だけで生計を立てていたわけではないですね。
Xクリニック勤務の現在は推定1,800〜2,500万円
ここが”水面下”のポイントです。Xクリニックの採用情報を確認したところ、常勤医師の給与は「要相談。前職の給与保証」と記載されています。具体的な金額は非公開。ただし、非常勤の条件が時給10,000円+歩合と明記されています。
ここでひとつ引っかかるのが「前職の給与保証」という条件です。藤白りりさんの前職は初期研修医。年収300〜450万円の水準です。
これをそのまま保証しても美容外科の相場とはかけ離れている。つまり、この条件は経験者向けの記載であり、藤白りりさんのケースでは「要相談」の部分で個別に交渉されていると考えるのが自然です。
この非常勤時給をもとに逆算してみます。常勤は実働8時間×月22日として、時給ベースだけで年間約2,112万円。ここに歩合が乗る構造です。
X上では一時「Xクリニックの年収1,800万から2,000万」という数字が出回りましたが、このポストは現在削除されています。
ただ、美容外科の医師転職エージェント「ドクターコネクト」の公開データでは、美容外科医の初年度年収は2,200〜2,500万円(大手・週5日勤務の場合)、入職時の全国平均は1,600〜2,200万円とされています。Xクリニックの水準もこのレンジに収まると見るのが妥当です。

藤白りりさんの美容外科医転身の経緯については、こちらの記事でくわしくまとめています。
なぜ美容外科医の年収はここまで高いのか
美容外科医の年収が高い理由は、精神論や個人の能力ではなく、診療報酬の構造にあります。保険診療と自由診療の仕組みの違いを押さえると、年収差の背景がすっきりします。
自由診療はクリニックが価格を決められる
保険診療の場合、医師がどれだけ優秀でも、報酬は厚生労働省が定めた診療報酬点数で決まります。2026年度の診療報酬改定では12年ぶりのプラス改定(本体+3.09%)になりましたが、それでも構造的な上限は変わりません。
一方、美容外科は完全な自由診療です。クリニックが施術の価格を自由に設定でき、高単価の施術を多くこなせば、クリニックの収益もそれに比例して伸びる。結果として医師の報酬も高くなる。シンプルな話です。
固定給+歩合のインセンティブ構造が収入を押し上げる
美容外科の給与体系は、多くの場合「固定給+施術売上の一定割合」で設計されています。美容転職マガジンの情報によると、歩合の内訳は手術が7%、注入系が5%、スキン系が2%といった例があるそうです。
Xクリニックの求人にも「歩合」が明記されていました。施術件数が増えるほど、高単価のオペを担当するほど、年収は上がっていく。この構造を知ると、直美を選ぶ若手医師が増えている理由がよくわかります。
保険診療・歯科医師との年収を比較する
同じ「26歳・医療従事者・キャリア1年目」でも、進路が違うだけで年収に最大10倍の差がつきます。藤白りりさんが選んだのは、初期研修修了後すぐに美容外科へ進む「直美(ちょくび)」と呼ばれるルートです。
このルートと、保険診療の勤務医・歯科研修医とで、数字がどれだけ違うのか並べてみます。
保険診療の初期研修医は年収300〜450万円。藤白りりも2年間この水準だった
藤白りりさんは2024年4月〜2026年3月の2年間、初期研修医として保険診療の現場で働いていました。研修医の給与は月25〜35万円程度(当直手当込み)で、年収にすると300〜450万円が相場です。
3月29日のYouTube復帰動画で「保険診療としての働き方は自分には合わなかった」と語った背景には、この収入水準と過酷な労働環境の両方があったと考えられます。
歯科研修医1年目は年収200〜300万円。同じ医療従事者で約10倍の差
藤白りりさんの出身校・東京医科歯科大学の歯科研修医の日給は、2025年度実績で9,515円です。月20日勤務として月給約19万円。年収にすると約228万円。しかも研修中はアルバイトが原則禁止で、手取りは月10万円台になるケースもあるとのこと。
この数字と、美容外科医1年目の推定1,800〜2,500万円を並べると、その差は約8〜10倍。同じ医師免許・同じ年齢で、選んだ先が違うだけ。正直、この差を知ったら迷う気持ちもわかります。
比較表:26歳・医療従事者1年目の年収と働き
| 項目 | 直美・美容外科医 | 保険診療・初期研修医 | 歯科研修医1年目 |
|---|---|---|---|
| 年収目安 | 1,800〜2,500万円 | 300〜450万円 | 200〜300万円 |
| 月給 | 非公開(時給1万円+歩合から逆算) | 25〜35万円 | 12〜20万円 |
| 当直・夜勤 | なし | あり(月4〜8回) | 施設による |
| 残業 | 基本なし(予約制) | 常態化 | 施設による |
| 年間休日 | 105日 | 不定(実質少ない) | 施設による |
| キャリア上限 | 院長5,000万〜開業で億超えも | 勤務医1,200〜1,500万 | 開業で1,200〜1,400万 |
※美容外科医の数値はドクターコネクト・美容医局等の公開データ、歯科研修医は厚労省「令和4年賃金構造基本統計調査」および各大学の募集要項に基づく推定
「なぜ優秀な若手医師が直美に流れるのか」。その答えは感情ではなく、この構造にあります。
19万フォロワーのSNS資産は年収にどう影響するか
藤白りりさんのケースが通常の「直美」と決定的に違うのは、19万人のフォロワーを持った状態で美容外科に入っている点です。
Xクリニックの求人にはSNS発信力が歓迎条件として明記されている
Xクリニックの採用情報には「Instagramアカウントお持ちでご自身で発信などされている方大歓迎」と書かれています。福利厚生にも「Instagram広告費支給(院長10万円、常勤医師5万円まで)」という項目がある。
SNS発信は「個人の趣味」ではなく、クリニックの集客戦略に組み込まれた業務の一環です。実際、美容医局の記事でも「高収入を得ている美容外科医の多くはSNSを最大限に有効活用している」と書かれていました。
通常の直美とは出発点が違う。藤白りりの「集客力」という変数
一般的な直美の医師は、SNSフォロワー0の状態からキャリアを始めます。そこから症例写真を地道に投稿し、指名を増やしていくのが通常のルートです。
藤白りりさんはYouTube約19万人、Instagram約3.3万人のフォロワーをすでに持っています。美容外科ではSNS経由の指名予約が施術売上に直結し、売上はそのままインセンティブに反映される。「前職の給与保証」という求人条件を超えた待遇になっていても不思議ではないかなと。
なお、4月1日の動画では「美容皮膚科の領域メインで頑張りたい」と語っていました。美容皮膚科はレーザーやデバイス系の施術が中心で、リピート率が高い。SNSで獲得したファンが定期的に通ってくれれば、インセンティブも積み上がりやすい。この選択自体が、年収を伸ばす戦略として理にかなっています。
藤白りりは「金目的」なのか?本人の発言を検証する
直美炎上の文脈で「結局お金でしょ」という批判は多いです。ただ、本人の動画を実際に確認すると、そこまで単純な話ではなさそうです。
Xクリニックを選んだ理由は「研修体制」。報酬には一切触れていない
4月1日のYouTube動画で、藤白りりさんはXクリニックを選んだ理由をこう説明しています。「研修体制が充実している」「ドクター1人1人にしっかり目を向けてくれる」「やりたいこと、勉強したいことがあったら全力でサポートするよと言ってくれた」。
動画内で年収や給与への言及は一切ありません。もちろん、本音と建前があるのは誰でも同じです。ただ、少なくとも公の場で金銭的な動機を語っていない。この事実は押さえておきたいところです。
「直美は金目的」批判と「保険診療の構造問題」は分けて考えるべき
ある医師アカウントはXでこう述べています。「保険診療は崩壊しつつあり、その矛先は医師の給料へと向かいつつある。低い給料で今まで通り同じ働き方しろなんて、無理。」一方で「いきなり直美で果たして縫合とかちゃんとできるかは疑問に残る」とも。
YouTube動画のコメント欄にも「直美よりも保険診療が稼げないシステムにみんな目を向けて」という声がありました。個人の選択を批判する前に、その選択を合理的にしてしまう構造そのものに目を向ける必要があるんじゃないかと、私は思います。
よくある質問
- 藤白りりは結婚した?
-
していません。4月1日の動画で「結婚することになりました」→直後に「エイプリルフール」とネタばらし。
- 藤白りりの本名は?
-
林世蘭(はやし せらん)。2026年3月31日にInstagramで本人が公表しました。

本名の経緯についてはこちらの記事でまとめています。
まとめ
藤白りりさんの年収は、YouTuber時代の約100万円→研修医の300〜450万円→美容外科医の推定1,800〜2,500万円と推移しています。歯科研修医1年目(200〜300万円)との差は約10倍。この格差こそが、若手医師を直美に向かわせる構造の正体です。
今後はSNS集客によるインセンティブの上積みで、さらに年収が伸びる可能性がある。「金目的」と批判するのは簡単ですが、保険診療と自由診療でここまで収入が開く仕組みそのものに、もっと光が当たるべきだと思いますね。

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