解散発表と同時にサラッと流された、もう一つのバッドニュース。
それが「春ツアーの縮小(広島公演の中止)」です。
「東名阪広島」と銘打たれていたツアーが、蓋を開ければ「東名阪」だけに。
ファンの間では「広島のホテル取っちゃったよ…」「新幹線どうすんの」と阿鼻叫喚の嵐が吹き荒れています。
なぜ、ピンポイントで「広島」だけが切られたのか?
そこには、アイドル運営における「冷徹なコスト計算」と「資金ショートの現実」がありました。業界の裏側を知る筆者が、その懐事情をガチ考察します。
「幻の凱旋」STU48出身メンバーへの残酷な通告
まず、この広島公演がいかに重要だったかをおさらいしましょう。
昨年9月に加入した川又あん奈さんと田中美帆さんは、瀬戸内を拠点とするSTU48の出身です。
つまり、my favとしての広島公演は、彼女たちにとって「故郷への錦を飾る」はずの凱旋ライブでした。
ファンもそれを分かっているからこそ、遠征を計画していたのです。
それを白紙に戻すということは、運営側が「ファンの心情やメンバーのメンツよりも、優先しなければならない『何か』があった」ことを意味します。
凱旋は叶いませんでしたが、川又さんと田中さんのポテンシャルなら、必ずまた大きなステージに立ってくれるはずです。彼女たちが次に目指す場所については、以下の記事で詳しく分析しています。

なぜ広島だけ?業界の「遠征コスト」の裏側
ズバリ言います。広島が切られた理由は、「移動費・宿泊費(経費)に対して、チケット売上が見合わなかったから」です。
東京拠点のアイドルグループにとって、東名阪(東京・名古屋・大阪)と広島では、コストの跳ね上がり方が違います。
- 東名阪: 新幹線やバスで比較的安価に移動でき、日帰りも強行可能。集客のパイも大きい。
- 広島: 東京から新幹線で片道4時間、往復約4万円(1人)。メンバー6人+スタッフ数名を連れて行き、宿泊までさせると、経費だけで数十万〜百万単位のお金が飛びます。
解散が決まり、これ以上の投資が回収できないと判断された今、真っ先にコストカットの対象になるのが「最も利益率の低い地方公演」なのです。
【収支シミュレーション】広島公演が「赤字確定」だったワケ
「でも、チケット代でなんとかなるでしょ?」と思う方もいるかもしれません。
ここで、簡易的な収支バランスを表にしてみました。これが運営が見ていた「現実」かもしれません。
| 項目 | 東名阪 (継続) | 広島 (中止) | 判定理由 |
|---|---|---|---|
| 移動・宿泊費 | 中コスト (日帰り・バス利用可) | 激高 (新幹線必須・宿泊必須) | 広島への大人数移動は経費の桁が違う。 |
| 集客見込み | 安定 (人口が多く既存ファンも多い) | 不安定 (遠征頼みになりがち) | STUファンが来てくれるかは未知数だった。 |
| 会場キャンセル料 | 開催するためナシ | 発生するが安い | 赤字で開催するより、キャンセル料を払って損切りした方がマシという判断。 |
| 運営の結論 | GO (開催) | STOP (中止) | 「思い出」より「現金」を残す選択。 |
非常にドライな言い方ですが、解散するグループにとって、赤字を出してまで地方に行くメリットは「ゼロ」です。
もしこれが解散前でなく、これから売り出す時期なら「宣伝費」として割り切れますが、店じまいをする店が、わざわざ遠くに高い看板を出しに行かないのと同じ理屈です。
ネットの反応:予約済みのファンは「飛ぶぞ」状態
当然ですが、X(旧Twitter)では、既に遠征の手配を済ませていたファンからの悲痛な叫びが上がっています。
「え、広島のホテルもう取ったんだけどキャンセル不可プランなんだけどw」
「凱旋だから絶対行こうと思ってたのに、梯子外された気分」
「ツアー縮小って一番見たくない文字だわ」(SNS上の反応より)
運営からの補償(キャンセル料負担など)が行われる可能性は極めて低いです。
この「やりきれなさ」こそが、急な解散発表の最大の弊害と言えるでしょう。
【独自考察】水面下ウォッチャーⅩの愛と毒の編集後記
最後に、業界のプロとしての見解を。
今回の「広島切り」は、心情的には最悪の手ですが、経営的には「正しい判断」です。
おそらく運営の資金状況は、我々が想像する以上に逼迫(ひっぱく)しています。
無理に広島公演を行って、スタッフへの給料や取引先への支払いが滞るような事態になれば、それこそ目も当てられません。
「立つ鳥跡を濁さず」と言いますが、この場合は「立つ鳥、金銭トラブルを起こさず」を優先したのでしょう。
メンバーにとっても、空席の目立つ地方会場でライブをするより、満員の東名阪で完全燃焼して終わる方が、アイドルとしての「美しい最期」になるのかもしれません。
とはいえ、予約していたホテルのキャンセル料を払うファンの気持ちを思うと…
やっぱり、推し活には「不測の事態への備え(余剰資金)」が必須だと痛感させられますね。
まとめ
- ツアー縮小の理由は、解散に伴う「経費削減」と「損切り」の徹底。
- 広島は移動・宿泊コストが高く、採算ラインに乗らなかった可能性大。
- キャンセル料等の補償は期待薄。ファンは「勉強代」として飲むしかないのが現実。
東名阪のチケット争奪戦は、逆に激化しそうです。
最後の勇姿を目に焼き付けるためにも、今すぐスケジュールの確保を!
現場からは以上です。
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